婚約指輪・結婚指輪

プロポーズを考えたら確認したい、婚約指輪の基礎知識と選び方

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プロポーズを考え始めた方、婚約指輪のことをどのくらいご存知ですか?
聞いたことはあるけど、どんなものなのか、どうやって選べばいいか分からない!という方がほとんどではないでしょうか。
そんな人にお届けする「婚約指輪の基礎知識」。
結婚を考えている大人として必須の知識なので、この際一気に確認してしまいましょう。
プロポーズに見事成功し、すでに結婚準備をしはじめた人も必見です。

婚約指輪選びの基礎知識

まずは、混同されがちな2種類の指輪を整理しておきましょう。

■婚約指輪(エンゲージリング)とは
コラム24④ (2).jpg 結婚の約束をした証として男性から女性に贈る指輪です。 メインストーンに固い絆と純粋な愛を象徴するダイヤモンドをあしらい、美しい装飾が施されたものが多いことが特徴です。

■結婚指輪(マリッジリング)とは
コラム24⑧.jpg 結婚式で新郎新婦がお互いに交換する、ペアになった指輪のことです。 結婚後に日常的に左手の薬指に着用するため、シンプルで指に馴染むデザインが好まれます。


~婚約指輪の歴史~
婚約指輪の起源は諸説ありますが、主なものを3つご紹介します。

■古代エジプト時代
「完璧なもの」の象徴としての太陽や月を象った円形のリングからはじまった。

■古代ギリシャ時代
「売買婚」の時代に、夫の家が妻の家に金銭を支払った証拠として、妻の父親に渡していた指輪が婚約指輪として残った。

■古代ローマ時代
約束の履行を誓う印として相手に贈られた指輪が起源。

いずれにせよ、中世初期にはヨーロッパで宝石付きの指輪が誕生しました。
15世紀頃には、ローマ帝国の大使がブルゴーニュの公女に結婚を申し込んだときに、ダイヤモンドが装飾された指輪を贈ったとされています。
日本での婚約指輪の歴史は、明治期に西洋文化が持ち込まれた頃にはじまったとも言われていますが、一般に広まったのは1960年頃、結納品の一つとして贈られるようになったそうです。
当時はダイヤモンドではなく、真珠や誕生石で作られたものが多かったようです。
ダイヤモンドの婚約指輪が日本で広まったのは、ダイヤモンドの輸入が解禁された高度経済成長期からで、これを機会に「給料3ヶ月分」というキャッチフレーズも有名になりました。
ダイヤモンドの硬さは生涯にわたる不屈のパートナーシップを表すとされ、永遠の愛を誓う結婚の節目にふさわしいものとして定着しました。


~婚約指輪に関する基礎用語~

指輪の各部分について、デザイン選びで困らないように確認しておきましょう。

■メインストーン/中石/センターストーン
コラム5②.jpg リングの中央にセッティングされた宝石のこと。主にダイヤモンドが使われます。

■爪
爪.jpg 宝石をリングに留める部分。宝石との設置面が大きいほど耐久性は高いが、宝石に光があたる部分とのバランスが重要。

■シャトン/石座
シャトン.jpg 宝石を留める台となっている部分。

■腕/アーム
腕・アーム.jpg 指輪からメインストーンとシャトンを除いた部分。外側、内側ともに宝石や刻印で装飾することができる。


メインストーンとして使われるダイヤモンドについても、少し詳しく知っておきましょう。
ダイヤモンドの品質は、一般的に「4C(よんしー)」という基準で評価されます。

■Carat(カラット:実は大きさではなく石の重さを表す単位です。1カラットは0.2g。
■Color(カラー):色味のこと。完全に無色のDクラスからはじまります。
■Clarity(クラリティ):透明度のこと。ダイヤ表面のキズや欠け、内包物(インクルージョン)の程度を表します。
■Cut(カット):カット(プロポーション)と研磨状態のことです。

また、婚約指輪にはいくつかの基本的なデザインタイプがありますので覚えておきましょう。

■スリーストーン
近年、欧米でスタンダードとなっているデザイン。3つの石は過去・現在・未来を表し、結婚という人生の節目にふさわしいとされています。
■ソリティア:飽きのこない最も定番的なデザイン。宝石(ダイヤ)を1粒だけセットしたもので、中でも1粒ダイヤを立て爪で留めたタイプは根強い人気。メインの宝石の存在感を際立たせることができます。
■メレ
脇に添えたメレダイヤ(0.1カラット以下の小粒ダイヤ)が、メインの宝石を引き立てる、華やかなデザイン。メレダイヤの数や形は様々なので、セミオーダーでふたりだけのオリジナルデザインを作りやすいです。
■パヴェ
メレダイヤを敷き詰めた豪華なデザイン。「パヴェ」とはフランス語で「敷石」という意味です。

次は、婚約指輪の素材についても確認しましょう。
プラチナか金(ゴールド)またはその両方が用いられることが多く、安価なシルバーや真鍮が使われることはあまりありません。

■プラチナ
18.Panierdefleur_EN.jpg 婚約指輪、結婚指輪のリング素材で最も多いのはプラチナです。耐触性に優れているため、経年変化もほとんどしません。刻印表記のプラチナ900、950などは、プラチナの含有率が1,000分のいくつという意味です。
■金(ゴールド)
【90】P109282_11r.jpg YG(イエローゴールド)、PG(ピンクゴールド)、WG(ホワイトゴールド)の3種類が主です。数字は金(ゴールド)の含有率が24分のいくつという意味で、「K18」(つまり含有率75%)などと表記されることが多いです。

婚約指輪を買う前に

■婚約指輪っていくらくらいするの?
最近の婚約指輪の平均購入価格は20万円~40万円が相場のようです。
ちなみに結婚指輪は、2本合わせて20万円~25万円が相場となっています。 結婚にあたって必要な指輪は全部で3本(婚約指輪1本・結婚指輪2本)あります。 また、この時期は両家の顔合わせ、結納、結婚式、ハネムーン、場合によっては新居購入や引っ越しなどさまざまな費用がかかります。 結婚関連資金全体を考えて、お互いの価値観で優先順位を決めるなど、購入予算は計画的に考えておきましょう。 また、婚約指輪と結婚指輪を同じブランドで合わせると、ぴったり合った「重ね着け」ができて満足度が上がります。

■婚約指輪はいつ渡すのがベストか?
婚約指輪、結婚指輪を贈るタイミングは実はカップルによってさまざまですが、一般的に婚約指輪はプロポーズ、または結納までに準備されます。 本来的には、婚約成立から結婚(入籍)までに婚約の証として着けるものだからです。 現在は過度に大きなメインダイヤを控え、休日などに結婚指輪と重ね付けして外出するなどの需要が高まっており、「結婚式までに3本揃っていれば・・・」という方も多いです。 ただ、だいたい挙式の半年前が結納や両家顔合わせをする時期になるので、その場でお披露目できるように婚約指輪を用意しておくとスマートな印象です。

■指輪ではなくダイヤモンドの選択が贈る側の役割と心得です!
基本的に婚約指輪は注文を受けてから作られ、納期は最短でも6週間程かかります。 つまり、「プロポーズを思い立ったその当日に指輪を購入すること」はできないので、余裕を持ったスケジュール調整が必要です。 そもそも婚約指輪として既製品が売られていることはまずありません。 最初に先程の4Cを参考にダイヤモンドを選び、それに合わせてリングのデザインを選び、注文後に一から制作するのです。 まずはダイヤモンドを選びに行く心づもりでお店に行くと、「あれ?指輪を買いに来たんだけど・・・」とならずに済みます。

プロポーズのために事前に用意するなら

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実際に婚約指輪を購入すると決めたら、実践編として以下のことを確認します。

■相手の指輪のサイズを知る
サプライズのプロポーズで指輪を贈るときに相手をガッカリさせてしまうのは、なんと言ってもサイズが合わないこと。プロポーズするためと気づかれずに、事前にサイズを知らなければなりません。

■相手の指輪の好みを知る
サイズが合っていたとしても、デザインが好みと違っていたら残念な結果になりかねません。 特に「それ以外は絶対にイヤ」というような好みがあれば、それも押さえておくべきです。

ふたりで一緒に探すなら

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カップルで婚約指輪を選ぶ際は、以下のポイントに注意して、事前に決めておきましょう。

(1)予算を決めておく
婚約指輪にかけられる予算をおふたりであらかじめ決めておくことで、ジュエリーショップに入ってから、揉めることなくスムーズに決めることができます。

(2)優先順位を決めておく
婚約指輪を選ぶときに大きなポイントとなるのは、「デザイン」「ダイヤの大きさ・質」「素材」「使い方のイメージ」などです。
それらの中で「これだけは外せない!」という優先順位をそれぞれ出し合い、おふたりの方向性をはっきり決めておきましょう。

(3)婚約指輪を選ぶのに最適な時間帯を考える
ジュエリーショップは午前中だと、休日でも比較的空いています。
ゆっくり選びたい方は午前中のご予約をおすすめします。
逆に日中は人が多いので、気軽に入りやすいという面もあります。
夕方以降は、指にもむくみの出やすい時間帯です。夕方からじっくりデザインを選びたいという方も、昼間に一度は試着をしておきましょう。
また、試着の際には、指にはめてテーブルの上で指に馴染むかどうかを見るだけではなく、はめた状態で膝の上に手を置いたり、全身が映る鏡で立ち姿をチェックしたりしましょう。

贈ったあとの婚約指輪はどうなる?

最近では日常的に婚約指輪を身につけて楽しむ人が増えています。 婚約指輪は既婚者が身に着ける正式なジュエリーで、結婚指輪と重ねてつけるのが一般化しつつあります。 結婚後のことも考えて、購入時の注意点を確認しましょう。

「ビジュー・ド・ファミーユ」という考え方
ヨーロッパには古くから「ビジュー・ド・ファミーユ」という考え方があります。これは、宝石やジュエリーを子供たちに受け継いでいくというものです。 ご自身が長く使い続けるだけでなく、お子様の婚約や結婚に際して、その時代に合ったデザインに変更してダイヤモンドや金属も受け継いで使ってもらう、そんなストーリーもマリアージュ エントなら叶えられます。



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