婚約指輪・結婚指輪
日常生活の中で結婚指輪はいつ外す?
夫婦の愛の証である結婚指輪(マリッジリング)。
一般的には毎日身に着けているものという認識が強いですが、結婚するまでの生活で肌身離さずアクセサリーを身に着けていた経験のある方は少ないのではないでしょうか。
特に男性は結婚指輪がはじめてのアクセサリー、という方も多いはず。
「結婚指輪って本当に24時間外さないの?」そんな気になる疑問を解消していきます。
ずっと身に着けている人が多数派
せっかくふたりで選んだ結婚指輪ですから、いつでも絆を感じていたいという意味でも、また「失くすのが不安だから」という現実的な理由でも、24時間365日身に着けている人が多いようです。
ここで気になってくるのが、せっかくの結婚指輪が汚れたり傷がついたりしないのかということ。
当然ながら、日常生活の中で常に身に着けていればどうしても汚れや傷がついたり、変形してしまうことはあります。
ですのでほとんどのブライダルリングショップではメンテンナンス保証がついています。
購入時にしっかりとした保証内容のお店を選ぶと安心ですね。
また意外と気を付けたいのが、指のサイズの変化です。特に購入時より指が細くなって、指輪がクルクル回るようになってしまうと要注意です。
ふとした瞬間に指輪が抜け落ちてしまい、そのまま紛失...なんてこともあり得ます。毎日身に着けていると、サイズの変化に気付きにくいこともありますので、注意が必要です。
結婚指輪を外した方がいい場面とは
とはいえ、結婚指輪を外した方がいい場合もあるようです。
・高温・極寒の環境
例えば高温のサウナや極寒の国に旅行に行く時などは、外した方が良いでしょう。
火傷や凍傷になる可能性があります。
・ダイヤモンド付きの場合は、仏事の際は控えましょう
お葬式や法事に参加する際に着用しても良いとされているのは、真珠または装飾のない結婚指輪のみのようです。
ダイヤモンドの煌びやかさはマナー違反となる為、外していくか、ダイヤモンドの部分を手のひら側に向けて回して、人目に触れないようにしましょう。
・重く固い金属に触れるとき
例えば数十キロのスーツケースの金属の持ち手を持ち上げる時や、筋トレで重いダンベルを持つ時等です。
指輪に深い傷が付いたり、サイズが合っていない場合は指輪が楕円形に変形する可能性もありますので、外した方が良いでしょう。
結婚指輪を買わないのはあり?!
既婚のほとんどの方が、結婚指輪を購入していますが、結婚指輪を購入しなかった場合困ることとして、
①挙式で指輪交換ができない
②結婚後に夫婦で出席する食事会やイベント時に困る
③社会的に独身者と見られがちな為、結婚したという責任感や自覚が芽生えにくい
等が挙げられるようです。
外す機会の多い方や着け慣れない方は購入自体を迷うかもしれませんが、着用機会の有無に関わらず、結婚指輪は用意したほうが良さそうですね。
デザインよりも「着け心地」を重視して選んで
これから結婚指輪を買う方は、「外したくならないような快適な着け心地」の指輪を探されてはいかがでしょうか。
着け心地を左右するポイントは大きく3つあります。
①フィット感・・・指の形状は人ぞれぞれ違うので、同じデザインの指輪でも着けた感想は変わってくるものです。
一般的に着け心地が良いとされているのは、「V字またはS字ウェーブ」の動きのあるデザインです。
②指輪の幅・・・ブライダルリング専門店では、同じデザインでも、幅が数ミリ単位で違うものが用意されていることが多いです。
数ミリの違いでも驚くほど着用感は変化するので、着け心地で選ぶと良いでしょう。
③丸みがあるか、角ばっているか・・・丸みがあるものを「甲丸」、角ばっているものを「平打ち」と呼びます。
「甲丸」の方が指当たりが楽だと言われています。
試着する際のポイントとしては、まずは出来るだけ多くのデザインの指輪を試着して、直感的に着け心地の良いデザインを選別すると良いでしょう。
その際、指を真っ直ぐにした状態だけではなく、握ったり、物を持ち上げたり、手首を動かしたり、普段に近い動作をして確認すると良いでしょう。
すでに着け心地が良くない指輪を買ってしまった場合...
もしこれを見ている方がすでに着け心地が良くない、つい外してしまう指輪を購入してしまった場合・・・
そんな時は、①普段使い用にリーズナブルな価格でもう1つ購入する②着け続ける事で慣れるのを待つ、という方法があります。
①普段使い用にリーズナブルな価格でもう1つ購入する
「スイート10」といって、結婚10周年に結婚指輪を買い替える方や、2回目の購入をする方は意外を多くいらっしゃいます。
着け心地もそうですが、結婚当初とはデザインの好みや流行、ご自身の雰囲気も恐らく変化しているはず。
その機会に、「今一番着け心地のいい指輪」を新しく購入するというのもいいのではないでしょうか。
②着け続ける事で慣れるのを待つ
こちらですが、普段から指輪を着け慣れない人は特に、必ずと言っていい程違和感は感じるものです。
腕時計を付け始めた頃を思い出すと、同様に違和感があったはずです。
しかし着け続ける事で、腕時計の違和感は無くなりましたよね。
同様に結婚指輪も最初の違和感を我慢して着け続けると、今度は自分の身体の一部の様に馴染んでくるはずです。
個人差はあるはずですが、1ヶ月~3ヶ月程で装着感や圧迫感は和らぐでしょう。
着けっぱなしだと、汚れが気になる?
日常の手洗いでも十分汚れは落ちますが、結婚指輪をいつまでもキレイに保ちたいという方は、定期的に購入したお店のアフターサービスを利用するようにしましょう。
保証範囲はお店によって異なりますが、マリアージュ エントではクリーニングや小傷取り、サイズ直しを無料で行っています。
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どうしても指輪が着けられない場合は、ネックレスにする方法も
職業柄どうしても指輪を着けられない方や、どうしても馴染めずに指輪を外したい場合。
そんな時は、指輪にチェーンを通してネックレスとして身に着ける、という方法もあります。
ただこの場合気を付けたいのが、指輪もチェーンも金属だという事。
固い金属同士が擦れることで、摩擦が生じ、必ず傷がつきます。
チェーンを指輪に通すことで、普通は物に当たらない指輪の内側部分に傷がつき、刻印が見えにくくなるなんてことも。
指輪の内側の磨きには対応していない場合や、刻印の入れ直しは有料の場合もあるので、購入したジュエリーショップの保証内容をよく確認しておきましょう。
結婚指輪が外れない!?外し方4種類
久しぶりに指輪を外そうとしたら、あれ、外れない!なんてこと、実はよくあることなんです。
そもそも指のサイズは変化するもので、一生の内に3回ほどサイズ直しの機会があると言われています。
ここでは外れない場合の外し方について説明します。
①浮腫んでいない時間帯に外す
指は意外にも浮腫みやすい部分だったりします。
脚や顔が午前中に浮腫みやすいタイプの方は午後に、夕方にかけて浮腫みやすいタイプの方は午前中に外してみてください。
②指先にかけて引っ張るのではなく、指輪を回転させる
男性にありがちですが、指先にかけて真っ直ぐ引っ張って外そうとすると、指の皮が関節部分に集まる事で、ますます外れ難くなります。
指輪を左右にひねるように回転させながら、少しづつスライドさせるイメージで外してみてください。
③石鹸をつけて外す
いつも通りに手を洗うように、石鹸やハンドソープを濡らした手で泡立てて、薬指にもよく馴染ませてください。
そのまま石鹸の滑りを利用して外す方法です。
くれぐれも、外した拍子に流しに流さないようにご注意ください。
④最終手段は、「消防署」へ
上記の方法を試しても外れない場合や、急を要する場合などは、最寄りの消防署へ連絡をしてみてください。
消防署で器具を使用して指輪自体をカットして貰えるようです。
大切な指輪ですから、出来ればこの方法は避けたいですね。
外す際には、置き場所に注意を
女性に多いのが、「家事のときだけ外す」というパターンです。特に料理の際は、衛生面を気にして外す方も多いようです。また男性でも「仕事のときだけ外す」という方もいらっしゃいます。
確かに、ずっと身に着けている場合に比べて汚れや傷が付くリスクは低くなりますが、逆に紛失のリスクがつきまといます。
紛失しないためには、「置き場所をちゃんと用意する」ことが重要です。
「用意する」というのは「決める」とは異なります。
単に「棚の上に置いておく」などと決めるだけでは、何かの拍子に指輪が落ちたりして、そのまま紛失してしまうリスクがあるので、保管するリングケースを用意し、そこに収納するようにしましょう。
外出先では難しいかもしれませんが、「とりあえず服のポケットに入れておく」というのは絶対にやめましょう。
座ったり立ち上がったりしたタイミングで、落としてしまうことがあります。胸ポケットが大きくゆるいシャツなどは、尚更そのリスクが高いです。
可能であれば携帯できるリングケースを持ち歩くか、ネックレスに通して首にかけるなど、どこにあるのか常にわかる状態にしておきましょう。
まとめ
結婚指輪(マリッジリング)は身に着けることで、常に夫婦の絆を感じることができる唯一無二のアイテムです。
購入時からずっと着けていても違和感のないようなデザインを選ぶといいですね。
外す場合には紛失することのないよう、しっかりと管理するよう心掛けてくださいね。