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ダイヤモンドの輝きはカラットと関係はあるの?
ダイヤモンドを購入する際、何を基準に選べばいいのか難しいですよね。
調べていくと、カラット(大きさ)が輝きに影響しているのか、気になる方は多いのではないでしょうか。
特にダイヤモンドが主役の婚約指輪(エンゲージリング)を買う時は、できるだけ大きさも輝きも重視した後悔のないダイヤモンドを選びたいもの。
ここでは、ここではダイヤモンドが美しく見える「輝きの条件」を詳しくご紹介します。
ダイヤモンドの4Cとは~カット・カラット・カラー・クラリティ~
人に個性があるように、ダイヤモンドにもひとつひとつ特徴があります。
それを表すのが「4C」で、カット(形やバランス)、カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)の4つで成り立ちます。
この4Cはダイヤモンドを評価する世界基準となり、グレードが高いものほど価値や値段も高くなります。
ダイヤモンドを購入する時は、まずこの4Cを基準にして検討するのが一般的です。
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ダイヤモンドの大きさは輝きに影響する?
4Cのうちのカラットは「重さ」を表していますが、一般的には「大きさ」として捉えられています。
つまりカラット数が上がるほど、目に見えるサイズも大きくなるということです。
そしてカラットが上がる=大きいものほど値段も高くなります。
特別なアクセサリー、特に婚約指輪なら大きさも重視したいところ。
そこで気になるのが「ダイヤモンドは大きいほど輝くのか?」と言うことですよね。
大きいダイヤモンドでも輝かなければ、せっかく大きくても意味がないですよね。
単純に考えると、ダイヤモンドは大きいほど取りこむ光の量が増えます。
つまり大きいほどダイヤモンドの輝きが増すというのは、ある意味では正しいと言えます。
大きさだけでなく他のグレードも重要
しかし決して大きければ輝くわけではなく、いくら大きくても、他のグレードが低いと当然輝きは落ちてしまいます。
その仕組みとしてダイヤモンドは光が反射しないと輝かないため、形やバランスに影響する「Cut=カット」が輝きにおいては非常に重要になります。
特にダイヤモンドを専用のスコープで見た際、裏面にハート、表面に矢の模様が浮かびあがる「ハート&キューピッド(H&C)」は、優れたカットが施されたダイヤモンドにのみ確認できるものです。
ハート&キューピッドが見えるような高品質なカットであるほど取り込んだ光を効率よく反射するため、輝きが増していきます。
特にダイヤモンドが主役となる婚約指輪では、大きさと輝きは密接な関係にあると言えるでしょう。
また、ダイヤモンドの内部にインクルージョンと呼ばれる内包物があると、光を遮断して輝きを鈍くするので、透明度を表す「クラリティ」も重要です。
ただ、一般的にブライダルの基準として選ばれるクラリティの「VSクラス」を満たしていれば、肉眼でその違いを実感することは困難でしょう。
ダイヤモンドを選ぶときは、何に重きを置くか選ぶことが重要
4Cはそれぞれが関係しあっている事が分かりましたが、すべてのグレードが高いものを選ぼうとすると、どうしても金額が跳ね上がります。
そこで、何に重きを置くか選択することが重要です。
大きさを重視したいならカラットを、小さくても品質の良さを重視したいならカットやクラリティのグレードをチェックしましょう。
予算内で自分の価値観に合ったダイヤモンドを選ぶことが重要ですね。
最後は自分の目で見て判断を
ダイヤモンドの「大きさ」と「輝き」についてご説明してきましたが、最後はやはり現物を自分の目で見て判断するのがベストでしょう。
いくらグレードが高くでも、購入者や贈る相手の好みに合わなければ意味がありません。
ダイヤモンドを直接確認し、実際に婚約指輪の使用感をイメージし、お好みや使い方を考えて選びましょう。
現物を見る際は、「同じカラットでカットが異なるもの」や、「同じカラットとカットでクラリティが異なるもの」等、近い金額の中で比較してみると良いでしょう。
まとめ
「ダイヤモンドは永遠の輝き」という言葉があるように、経年変化や劣化をしない鉱物であるダイヤモンドは、輝きが変わるようなことはありません。
気に入ったものを選べば、生涯大切にできる宝物となるはず。
あなたや婚約指輪を贈る相手が笑顔になれるダイヤモンドを選んでくださいね。